そもそも「ヒト幹細胞培養上清液」ってなに?
ヒト幹細胞を培養・増殖する過程で得られる「上澄み液」のこと。
幹細胞から放出された、数百種類のサイトカイン*が含まれるとされています。
*サイトカインとは、主に免疫細胞から分泌されるタンパク質で細胞間の情報伝達の役割を担う
上清液に含まれるとされる主な成分
※成分の一般的な特性に基づいた情報であり、化粧品としての効能効果を示すものではありません。
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EGF 上皮細胞成長因子
肌の表面をなめらかに整え、肌のキメや明るさの印象を整える。
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FGF 繊維芽細胞成長因子
乾燥やハリ不足が気になる肌にうるおいを与え、肌をすこやかに整える。
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TGF-β トランスフォーミング成長因子
ゆらぎやすい肌のバランスを保ち、肌のコンディションを整える。
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IGF-1 インスリン様
成長因子肌のうるおいやハリ感をキープし、キメの整った肌印象へ導く。
このほかにも多様な成分が含まれることが確認されています
- NGF 神経成長因子
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KGF/FGF7
ケラチノサイト
成長因子 -
VEGF
血管内細胞
増殖因子 -
PDGF
血小板由来
成長因子 - HGF 肝細胞増殖子
- SCF 幹細胞因子
医療の分野でも注目される「幹細胞」のはたらき
- 自己複製能 (自分のコピーを作るちから)
- 分化能 (さまざまな細胞に変化するちから)
幹細胞は、体内に存在し「2つの特徴的な性質を持つ細胞」。その性質から、組織や細胞の再生に関する研究が進められており、再生医療などの分野でも注目されています。

化粧品には法律上、「幹細胞」自体の配合は認められておらず、使用されるのは培養過程で得られる上清液のみです。
「幹細胞そのものが入ってなくても意味があるの?」と思われた方は、ぜひ次のQ&Aもご覧ください。